新築一戸建ての湿気対策!健康を害するカビを防ごう!

公開日:2023/06/15

湿気

新築一戸建てを建てる際は、デザインや立地のほかに性能を重視したいと考える人も多いでしょう。住宅の性能には断熱性や耐震性、防水性などさまざまなものがありますが、忘れてはならないのは調湿性です。マイホームをカビから守るため、具体的な湿気対策も押さえておきましょう。今回は、カビの健康被害や湿気対策について解説します。

カビは健康被害を誘発する恐れがある

マイホームのカビはキッチンやお風呂などの水回りだけではなく、カーテンや窓のサッシ、壁にも発生するケースがあります。ある程度は仕方ないだろうと放置してしまう人も多いですが、カビは放っておくと建物の腐敗を進めるだけでなく、健康被害を誘発する可能性も高いです。

繁殖するカビの種類によってさまざまな症状を引き起こすため、特に小さな子どもがいる家庭ではカビ対策が重要となります。ここでは、カビによって誘発される健康被害の具体例を5つご紹介します。

アレルギー性鼻炎

鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状は、鼻の粘膜部分に異物が付着した際に、その異物を排除しようとすることで発生します。代表的な例には花粉などが挙げられますが、実はカビもアレルギーを引き起こす要因の1つです。

気管支肺アスペルギルス症

カビの一種であるアルペルギルスが体の中に入り込むと、肺部分でカビが増殖し、呼吸を妨げる場合があります。気管支肺炎アルペルギルス症はカビのアレルギーの中でも特にアルペルギルスに反応が強い人や、アレルギーがない人であっても免疫力が落ちているタイミングなどで発症しやすい傾向です。具体的な症状は一般的な喘息に似ており、咳や息切れ、痰、微熱などが挙げられます。

夏型過敏性肺炎

夏型過敏性肺炎とは、名前の通り夏に起きやすい肺炎です。夏型過敏性肺炎はアレルギーが原因となって起こるものであり、多くの場合は冷房を使用する際にエアコンから出るカビによって発症します。具体的な症状は咳や倦怠感、発熱などがあり、夏風邪と誤診されやすいのも特徴の1つです。

水虫

水虫はカビが原因で起こる代表的な病気です。症状がひどくなると強い痒みを引き起こすため、早めの治療が必要となります。また、爪でカビが増殖する爪水虫は、通常の水虫よりも治りにくいことで知られています。

シックハウス症候群

シックハウス症候群とは、建物の建材や家具、また、その中の化学物質に対して発生したカビで起こる症状の総称です。シックハウス症候群に含まれるのは、めまいや頭痛、倦怠感などです。シックハウス症候群はシックビル症候群とも呼ばれます。

簡単にできる湿気対策

カビが増殖する原因は湿気です。カビはほこりや建物の建設材をエサにして増えていくため、湿度の条件さえ揃えば戸建て住宅のどの場所でも繁殖してしまいます。ここでは、カビを予防するための湿気対策をご紹介します。

除湿剤や重曹を使用する

湿気対策としてすぐに取り入れられるのは、市販の除湿剤の使用です。押入れやクローゼットの中、玄関のシューズクローゼットなど、特に湿気が溜まりやすい場所を中心に置いておくのがおすすめとなります。また、市販の除湿剤の代わりとなるのが重曹です。ガラス容器などに重曹を入れて蓋を開けて置いておけば、除湿・消臭効果が期待できます。

エアコン・換気扇・扇風機を使用する

湿気が溜まらないようにするには、空気を循環させることも大切です。エアコンや換気扇、扇風機などをつけておけば自宅の中に風の流れができるため、風に乗って空気が循環しやすくなります。また、多くのエアコンには除湿モードが搭載されていますが、除湿効果を高めるには弱冷房モードを使用するのがよいとされています。

扉を開ける

湿気対策の基本は換気です。各部屋の扉を開けて換気することで、湿度が溜まるのを防ぐ効果が得られます。換気と聞くと窓を開けようとする人が多いですが、窓を開けて家の外の湿った空気を取り込むことで、むしろ結露やカビを誘発してしまう可能性が高いです。各部屋の扉を開けておくだけでも十分な換気効果が得られることを覚えておきましょう。先述のエアコンや換気扇、扇風機の使用と合わせて取り入れることで、換気効果をさらに高めることも可能です。

漆喰や24時間換気システムなどを使った家のプランを採用しよう

これから一戸建て住宅を購入する人は、住宅自体に湿気対策効果のある建材・設備を取り入れるのもおすすめです。例えば、漆喰は湿気を吸収する素材として知られており、部屋の壁に漆喰を使用することで結露対策につながります。また、家の中の空気を常に循環させるため、24時間換気システムを採用するのもおすすめです。

まとめ

今回は、自宅のカビが引き起こす健康被害やカビを予防するための湿気対策、カビ予防に有効な建設材や換気システムについて詳しく解説しました。マイホームに長く住み続けているとよく見られるカビ被害は、建物の構造部分を腐敗させるだけでなく、健康被害も及ぼす非常に危険なものです。カビの発生を予防するには、日々の除湿・換気に加え、除湿効果のある建材の使用や換気システムなども有効となります。家族の健康を守るため、湿気対策の方法はぜひ押さえておきましょう。これから新築一戸建てを購入しようと考えている人は、今回の記事を参考にしてみてください。

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