新築一戸建ては現金購入がおすすめ？メリットや注意点を解説！

新築一戸建ての購入というと、多くの人は住宅ローンを利用した購入の流れを思い浮かべるでしょう。しかし、手元に多額の余裕資金がある場合には、現金での購入も選択肢の1つとなります。今回は、新築一戸建てを現金で購入する際のメリットと注意点について詳しく解説するため、これからマイホームを購入する人はぜひ参考にしてください。

現金で一戸建てを購入するメリット

新築一戸建てを現金で購入するメリットを4つご紹介します。

住宅購入代金以外の余分な費用がかからない

住宅ローンは借金の一種であるため、当然金利の支払いが必要です。金利は一括払いするわけではないため大きな負担には感じにくいものの、金利の支払額を合計すれば数百万円にものぼります。住宅ローン融資に保証協会の保証をつける場合は、金利のほかに保証料の負担も必要です。

また、各種手数料もそれぞれ数万円単位で支払わなければなりません。住宅ローンを利用せず現金で一戸建てを購入すれば、住宅の純粋な購入代金以外の余分な費用はかからず、全体で考えるとかなりの出費を抑えることが可能です。

職業や他の借り入れに関係なく住宅を購入できる

住宅ローンの利用には審査が必要です。審査では返済能力や信用力をチェックされるため、職業柄収入が安定しない人や、過去に支払いの滞納があった人、審査時点で住宅ローン以外のローンを利用している人などは、融資審査が通らない可能性も考えられます。

対して、現金購入の場合は審査が行われないため、職業や他の借り入れに関係なくマイホームの購入が可能です。住宅ローン審査に不安があり、ある程度の資産がある場合は、現金での購入を検討するのがよいでしょう。

購入までの手続きをシンプルかつスピーディーに終えられる

住宅の購入には、売買契約や登記などのさまざまな手続きが必要となります。住宅ローンを利用する場合は審査にかかる手続き・融資にかかる手続きも経なければならず、その分の手間や時間がかかります。現金購入であれば最低限の手続きのみで住宅を購入できるため、すぐに新生活を始めたい人にはぴったりです。

マイホーム購入後の精神的な負担がなくなる

住宅ローンは何十年という単位で借りる人が多いです。マイホーム購入後は「返済を終えるまで働き続けなければならない」という大きなプレッシャーがのしかかるため、精神的な負担を感じる人も少なくありません。現金購入の場合は返済や金利の支払いを考えずに済むため、日々の生活や未来へ向けた貯蓄だけを考えて働くことが可能です。

現金で一戸建てを購入する際の注意点

ここまで、新築一戸建て住宅を現金で購入するメリットを解説しました。しかし、現金購入にはいくつかの注意点もあります。購入時には注意点についても十分に理解し、後悔しない選択をすることが重要です。ここでは、現金購入にあたって注意すべき点を3つご紹介します。

手元にいくら残るかを把握する必要がある

住宅購入にかかる資金は、一般的に3,000万円〜4,000万円ほどです。多額の資産がある場合は問題ないですが、手元から数千万円ものお金がなくなると、その後の貯金がわずかしか残らないという人も多いでしょう。現金購入のメリットだけを考えてマイホームを購入しても、その後の生活がままならなければ元も子もありません。

現在の貯金はいくらか、マイホームの購入後にいくら残れば余裕を持って生活できるかをよく検討して、無理のない資金計画を立てることが重要です。

住宅ローン利用ならではの控除が受けられない

住宅ローンを組んでマイホームを購入すると、融資残高の一部を所得税などから控除できる「住宅ローン控除」という制度を利用できます。住宅ローン控除は当然住宅ローンを利用した場合のみ適用される制度であるため、現金購入の場合はその恩恵を受けられません。

税務調査の対象となるケースも

住宅購入時に現金払いを選択できる人はひと握りです。資金の出所はどこか、贈与による資金ではないかを調べるため、現金払いをしたことによって税務調査の対象となるケースも少なくありません。

ライフプラン・資金計画を念入りに立てよう

新築一戸建てを現金で購入する際は、メリット・デメリットの両面を十分に理解し、無理のない資金計画を立てることが重要です。手元に残る資金や今後必要となる老後資金、教育資金などを比較し、万が一の怪我や病気で働けなくなった場合のことも考えた念入りな計画が必要となります。必要があればFPなどの専門家へ相談するなどして、現実的なライフプラン・資金計画を立てましょう。

まとめ

今回は、新築一戸建て住宅を現金で購入するメリットと注意点について詳しく解説しました。マイホームを現金で購入すると、純粋な購入代金以外の余分な費用の支払いがない上、住宅ローンに関する手続きがなくなる分、シンプルな手続きのみでスピーディーに購入することが可能です。また、購入後に何十年と住宅ローンを背負うこともないため、精神的な負担がないのも大きなメリットであると言えます。しかし、住宅ローン控除を受けられないことや、税務調査が入る可能性があることなどがデメリットとして挙げられます。マイホームの現金購入を検討している人は、メリット・デメリットのそれぞれを十分な理解した上で、無理のない資金計画を立てることが必要です。

【兵庫県】おすすめ新築一戸建て不動産会社5選

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